私の心の共鳴音

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2010/01/31 (日)  Belden82760用プラグとハンダ (鈴原透慈)
写真「各種RCAプラグ」
各種RCAプラグ
写真「オヤイデSS-47、日本アルミットKR-19SHRMA」
オヤイデSS-47、日本アルミットKR-19SHRMA
 WAGNAS扱いのBelden82760が販売終了となり、その後発売になったケーブルをいくつか試してみたが、パッとしない。原因は何か。ケーブル自体の違いはもちろんだが、RCAプラグとハンダも音質に影響しているはずだ。
 RCAプラグについては、82760終了後に登場した4芯の89418が高級品のNYS373(金メッキ、コールド側8分割)との組合せで登場したが、その音はジッターが増大したような感じで安定感が失われており、その点に納得がいかず、改めてNYS352で作成してもらったところ、その問題点は解消された。しかし、WAGNASが使っている2WAYスピーカーでは確認できなかったようだ。ネットワークレスのフルレンジスピーカーでないと分からないのかもしれない。この経験からすると8分割コールドはWBTのようにコレクトチャックで締める必要があると思う。
 さて、この89418ケーブルはハンダをオヤイデSS-47で作成してもらったのだが、Dレンジが最初の82760より少し狭く感じる。やはり82760が欲しい。探してみると、岡山のmoshsound が82760+ノイトリックNYS352BGケーブルを販売しており、ハンダをオヤイデSS-47で注文したところ、これまた最初に入手した82760+NYS352+KR-19SHRMAと音が違っていた。最初に入手した82760の方が明らかにDレンジが広い。
 同じNYS352でもニッケルメッキの無印と金メッキ黒ボディのBGで音が違うものなのか。そこで、ケーブルをBelden82760、ハンダをSS-47に統一して、RCAプラグを換えて比較してみた。上の写真左から、スイッチクラフト3502A、ノイトリックNYS373、NYS352BG、NYS352、NYS352B。ただし、NYS373は実験対象から除いている。
 スイッチクラフト3502AはUSA製でBeldenと相性が良いかと期待して調達した。コールド側にコードをかしめる突起があるが、これを使うと融点が高い無鉛ハンダはハンダ付けしづらい。音はやや中域志向で、NYS352よりはナローな印象で却下。
 ノイトリックNYS352BG、NYS352、NYS352Bであるが、まず金メッキのNYS352BGはニッケルメッキと比べるとやや音がおとなしくなってしまう。金メッキにもピンからキリまであって、WBTのように3層や5層という厚い金メッキなら問題ないが、NYS352BGの金メッキは0.2 µmである。ちなみにニッケルメッキはその10倍の2 µmだ。NYS352については、ニッケルメッキの方が明るく切れが良い。
 そして、NYS352とNYS352Bだが、NYS352のカバーは磁石に付いてしまう。NYS352Bのカバーも磁性はあるようだが、NYS352よりは弱めのようだ。音は黒塗装の効果もあるのか、NYS352Bの方が低歪な印象だ。ということで、RCAプラグはNYS352Bに決定。しかし、まだDレンジが狭い。そこで、オヤイデSS-47とアルミットKR-19SHRMAを比較。共に無鉛ハンダだが、融点はオヤイデの方が低い。無鉛ハンダのハンダ付けについては、コテの選定も含めて、ハンダ付け職人のはんだ付け講座を参考にさせていただいた。DVDはんだ付け講座は高価だが、役に立つ。
 音はアルミットKR-19SHRMAがDレンジでSS-47を上回った。SS-47だと極小音が消え、ピークが伸びきらないのである。ハンダによるDレンジの違いは明らかだが、これもネットワークレスのフルレンジスピーカーでないと分からないだろうと思う。ケーブル製作業者はDレンジが狭いマルチウェイスピーカーで判断しているのだ。
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