私の心の共鳴音
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2008/03/30 (日)  ASE-Audiotuning その3 (鈴原透慈)
 ESOTERIC・X-25の出力段にはNJM2114が使われており、それをOPA627に交換したものの、オフセット調整は行っていなかった。入手したVRDS-25Xのサービスマニュアル(日英表記)には、オフセット調整は1kHz、−60dBの信号を再生しながら行うとある。手持ちの日本オーディオ協会のチェックCDには、その信号は記録されていない。
 PCで信号を発生させ、CD-R化するという方法もあるが、記録精度を確保できるかどうか不安だ。そこで、Phile-webで2002年に紹介されたメディウェア製のTD-CD02秋月電子で購入した。発売当時は¥2,500だったが、現在は包装の簡素化で¥800になっている。なお、このシリーズにはFFTソフトSpectraの1ヶ月体験版が付いた04(¥500)と、24ビット96kHzで記録された03(¥1,000)がある。
 1kHz、−60dBを再生しながらLINE OUTの直流電圧を測ってみると、Lchが4mVでRchは7mVあった。規定値は0プラスマイナス10mV。範囲内とは言え、かなり大きくズレている。さっそく半固定抵抗で調整開始。なかなかゼロぴったりにはならない。結局、両chとも約−0.4mVで安定したので、それで良しとした。
 さて、あらためて音出し。今度はクラシックだけでなく、JAZZでもPOPSでも粒立ちの良い音数が増え、低域の力感が向上。特筆すべきは「こんな所にもこんな音があったのか」という、見通しの良さによる新たな音像と音場の発見があることだ。やはりアップグレードされた上流のデジタル処理の結果を阻害していたのは、下流のアナログ段だったのだ。それもわずか数mVのオフセットずれのために。
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2008/03/23 (日)  ASE-Audiotuning その2 (鈴原透慈)
X-25オリジナル(AD1893+SM5843)
X-25オリジナル(AD1893+SM5843)
X-25アップグレード(SRC-T-25+DF-T-25)
X-25アップグレード(SRC-T-25+DF-T-25)
 ASEが販売しているTEAC・VRDS-25X用のデジタル・アップグレード・パーツがESOTERIC・X-25でも使えるのか? たぶん問題なく使えるはずだ。と言うのは、ASEが掲載しているVRDS-25Xも自分のX-25も、オーディオ基板の型番が同じ『HCMK-C2X』だからである。
 さて、最初は届いたパーツに何も手を入れずに、そのまま交換してみた。SRCの方は、元のAD1893が28ピン(14ピン2列)だが、SRC-T-25は24ピン(12ピン2列)分の幅になっているので、その点だけ注意が必要だ。
 早速、音出し・・・う〜ん、ほとんど変わっていない(泣)。まったく変わっていないわけではなく、クラシックだと音数の増加と音場感の向上が確認できるのだが、JAZZやPOPSでは目立った変化がない。音の繋がりは若干滑らかになったようだが、これまで無かった硬質感がほんのわずか顔を見せる(おそらく高周波ノイズの影響)。OPアンプ交換ほどの音質向上は得られないということだろうか。
 取り合えず、ICが裸のままだと高周波ノイズを撒き散らしているのは確実なので、銅箔テープによるシールドとダンプを行い、電解コンデンサーの頭にも貼る。更に今回は1mm厚フォックを基板裏に貼ってダンプを徹底した。これで硬質感は解消できたが、それでも大きな改善感は得られない。
 上流を改善して効果が感じられない場合、下流に問題があるとみるのが妥当だろう。自分で交換したOPA627その物には問題は無いと思うが、ベストの状態で動作しているかどうか。そこで、OPアンプを交換した時から気になっていた出力オフセット調整を行ってみることにした。
 調整するにはサービスマニュアルが必要。しかし、これはPSE法の関係で国内のメーカーからは入手不可能。だが、海外には取扱説明書やサービスマニュアルをPDFで頒布しているサイトがいくつかある。主に旧い機種が提供されているようで、X-25は無かったが、VRDS-25Xが有った。価格は約15ドル。海外サイトでの支払いはPayPalが便利だ。
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2008/03/22 (土)  ASE-Audiotuning その1 (鈴原透慈)
SRC-T-25 (AD1896搭載)
SRC-T-25 (AD1896搭載)
DF-T-25 (DF1704搭載)
DF-T-25 (DF1704搭載)
 海外の読者からメールが来た。『自分もVRDS25を持っているが、ここのチューニングは知っているか?』という内容で紹介していただいたのが、ASE-Audiotuningだ。ドイツ・ベルリンのオーディオ・パーツ・ショップのようで、当然HPはドイツ語だが、一部英語のページもある。
 VRDS-25Xへの思い入れは特に深いようで、専用ページがあり、高精度クロックや電源トランスの追加、OPアンプ・IC・抵抗・コンデンサーの交換などを行っているようだ。
 OPアンプの交換は奇しくも自分と同じく、変換基板を用いてI/V変換・アナログフィルター・出力段のオリジナルOPアンプをOPA627AUに交換している。自分はBrownDog製アダプターにOPA627AUを自分で半田付けしたが、それに相当するのがASE扱いのOPアンプアダプターだ。最初からOPA627AUが半田付けされており、I/V変換にはD-DIP、他の所はVRDS25X用のT-SILを使えばよい。
 さて、OPアンプ交換は既に実施済みであったが、「Digital Upgrades」の項目を見てみると、サンプリングレートコンバーター(SRC)とデジタルフィルター(DF)のアップグレードパーツが用意されている。オリジナルの『ローコスト』SRC、アナログデバイゼス・AD1893を高級タイプのAD1896に、DFはNPC・SM5843を、これも高級品のバーブラウンDF1704に交換できる。両者の組合せだとフル24ビットでのデータ受渡しが可能だ。
 DACのAD1862NJが20ビット変換だから、その前処理のSRC+DFが24ビット処理をしても意味がない? いや、高品位パーツによる前処理の精密化は、十分に好結果が期待できる。ちなみに基板に載っているコンデンサーは昨夏生産中止になったブラックゲートのNXである。
 注文はebay内のASEショップから行えるが、上手く行かなかったので、英文メールで注文。5日ほどで届いた。
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