私の心の共鳴音
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2007/02/23 (金)  テンパールB-1EA再評価 (鈴原透慈)
テンパール B-1EA 20A 遮断レバーをダンプ
テンパール B-1EA 20A 遮断レバーをダンプ
テンパール B-1EA 20A 背面をダンプ
テンパール B-1EA 20A 背面をダンプ
 CDプレーヤーの棚板で良い結果が得られたので、続いてプリアンプのラック棚板も7枚のフォックSH−22でダンプしたら、なぜか高域に妙なピーク感が生じてしまった。フォックでこんな悪い方向への変化は初めてだ。ビギナーだと、原因はフォックに有りと判断してしまうだろうが、フォックの原理からしてピークが生じるはずが無い。
 ここで気になったのが、実はブレーカーである。福田雅光先生の過去の2回のブレーカーテストを参考にして、最初はテンパールのB−1EA 20A、次にB−2EA 20Aを使っているのだが、先月発売されたSTEREO誌2007年2月号では再びB−1EAが勧められているのだ。
 最初のテスト(2003年夏)でB−2EAは『高域に強いクセを持っているようだ。』と評されていたが、2回目のテスト(2005年春)で推薦品になっている。
 B−2EAからB−1EAに戻った理由は書かれていないが、おそらく、福田先生宅の電源系統のクォリティアップ(PCOCC−A導体のTUNAMI NIGOやフルテックの新コンセントの導入など)で、このB−2EAの高域の癖が露になったからではないだろうか。
 そこで、ブレーカーをB−1EAに戻してみた。単純に昔の状態に戻すのも面白くないので、遮断レバーの上下とA(アンペア)表示面をフォックでダンプ、背面はクライオのブレーカーインシュレーターは高いので使わずに普通のフォックを切って貼ってダンプした。
 音は見事に癖が解消された。もし、STEREO誌を読んでいなかったら、とてもこの原因には思い至らなかっただろう。システムのクォリティでアクセサリー類の評価が逆転することもあるという、良い例だ。
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