私の心の共鳴音
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2003/09/27 (土)  再生音を生音と勘違いできる条件 (鈴原透慈)
 ここ数年、あまりオーディオ雑誌が面白くない。要は、長岡先生が亡くなられてから、面白くなくなったということなのだが、それはなぜか。
 最近のオーディオ雑誌を読んでいると、オーディオは物事の理屈を考えることを重視しない**(自主規制)の趣味のように思えてならないのだ。一体、どれだけの数の人間が今のオーディオ雑誌を読んでいるのか知らないが、オーディオの本来の楽しさは「音を変える(激変させる)こと」ではないし、また、高価品を揃えることでもないと思う。
 果てしなく続く言葉のインフレで、試聴記事すべてがベタ誉めの提灯記事ライター(書いている本人はそれを自覚していないようだが)が何人も跋扈するに至っては、どんな音がするのかなど伝えられようはずもない。
 一般人の目からするとオーディオは、あまりにも異様な世界としか思えないだろう。もっとも、かく言う自分も他人から見たらそうなのだろうが、「このバカ、死んでしまえ!」と無性に叫びたくなるのは、オーソドックスが廃れてオーディオの原点が疎かにされる悪しき時代への嫌悪感からだ。機械が生と勘違いできる音を出す、この驚きが原点のはずだ。
 先週、さかずさん、のっぽさん、ダーヤンさんが来られた際にダーヤンさんの話を聞いて感じたのだが、それはスピーカーの再生音を生音と勘違いする条件である。ダーヤンさんが某所でそういう音を聞かれたそうなのだが、質量がとてつもなく大きなスピーカーだったそうだ。
 自分のオーディオ初体験(四半世紀前だ)であるガウスのユニットを使ったモニタースピーカーもかなり大型だったと思う。そして、現在のメインスピーカーの質量が約170kg、となると、振動板の質量が軽い事が前提になるが、スピーカーの質量は最低でも100kg以上必要なのではないか。ちなみに、故長岡鉄男先生は、スピーカーの質量は振動板質量の10,000倍以上が理想と主張されていた。
 それでは、質量さえ大きければ良いのかといえば、その目的は『動くものは動きやすく』『動かないものは動かないように』、言い換えれば、不要な振動を起こさないことが目的であるから、仮想的であっても適度な内部損失を有する高剛性のエンクロージュアがあればよいわけだ。生と勘違いできる音は、不要振動を排除することが必要――よくよく考えてみれば当然ではあるが、実現はなかなか困難なようだ。
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2003/09/14 (日)  C-2400導入 (鈴原透慈)
C-2400
 8月31日の日記に掲載したC-2400はメーカー貸出機であったが、本日掲載の写真は購入品である。日本橋の某店で、新品だというのに結構な値引きをしていただいた。
 商品が届くまでの数日間、某店の展示機をお借りしたので、トータル3台のC-2400を聴いたことになる。メーカー貸出品と展示機は多少、通電が必要な感じだったが、なぜか購入品は電源投入直後から結構いい音が出てくれた。
 セッティング環境は、以下のとおり。
1)天板:TGメタルの10Kg鉛プレート1枚と2.5Kg鉛インゴット2本を0.2mm厚ゴムシートを敷いて載せ、その上に40cm角の1mm厚手芸用フェルト布を重ねている。
2)電源ケーブル:FLチューブを被せた3.5スケアキャブタイヤ。インレットはAETのDCT-15R(ロジウムメッキ)、鉛シートで噛み合わせを改善、更に結束バンドで締め付け。電源プラグはLEVITONの8215CAT、電極を耐水ペーパーで磨いてある。電源ケーブルの上には電磁波防止用の備長炭を数本載せている。
3)その他:21mm厚シナ合板のラック棚板にはフラワーボードを載せて防振。空気共振による音質劣化を防止するために、底板とフラワーボードの間にフェルトシート(セメダインTP-215)を敷いている。
 CDプレーヤーTEAC VRDS-25XSもほぼ同じセッティングで、接続ケーブルはΦ2mmPCOCC単線の自作ピンケーブル、プラグはWBT-0108、プラグ部分を0.3mm鉛シート+熱収縮チューブでダンプした物。
 これらの対策は、どれも「生と勘違いできる」音を目指して不要振動などによるロスを無くすためのものであった。しかし、ケーブルや筐体振動のロスは防げても、ボリューム自体の音質的なロスはどうすることもできなかった。自分の場合、プリアンプ導入前に自作パッシブアッテネーターを重量級ラックの間に挿んで使っていたので、抵抗数個のみのシンプルな減衰器の低ロスのメリット、つまり鮮度の高い音とはどういうものかを長い間体験してきたのだが、これこそ、過去に使用した高級プリアンプでは迫りこそすれ、決して超えられなかったウィークポイントなのである(特に小音量時)。
 C-2400のAAVAは、C-2800よりパーツ類のコストは抑えられているが、信号経路は短くなっており、低ロスという目的にはむしろ適っていると言える。実際、生録CDではまさに「生と勘違いできる」音が再生できるのである。C-2400はアキュフェーズでは下位機種であり、価格の安さからも、ハイエンドマニアには鼻もひっかけられないだろうが、C-290Vの後継機足り得るハイCPの逸品だと思う。
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2003/09/07 (日)  電磁波防止用備長炭 (鈴原透慈)
電磁波防止用備長炭1 電磁波防止用備長炭2
 電磁波の弊害が指摘されてからどれくらいになるのか、携帯電話の電磁波が脳に悪影響(障害?)を及ぼすなんて指摘もあるが、未だ因果関係は立証されていない。しかし、灰色であるだけに疑惑はいやでも増すというものだろう。
 オーディオにおいてはCDプレーヤーが登場して以降、その不要輻射やデジタルノイズが音質に悪影響を及ぼすと言われて、その改善に努力が払われてきた。でも、相変わらずデジタルはアナログを超えられないとされ、CDの規格では能力不足とされて、SACDやDVDオーディオの登場となったわけだが、本当にCDの能力を100%発揮できているのかどうかは疑問だ。
 昨今ではクロック(発振器)が注目されて、ルビジウムやセシウムの高価なクロックジェネレーターも登場した。ただ、これも録音時のAD変換のクロック精度は無視して、再生時のことしか考えていないので、片手落ちの気がする。
 自分が目指すオーディオは、「生と勘違いできる音」の再生で、装置に要求する水準は必然的に高いものとなる。それをなるべく中級機レベルで実現しようとすると、色々な工夫が必要になる。
 先月、部屋に炭を置いて自分が目指している方向に音が変わった。炭の能力は、ローコスト・ハイクォリティのアクセサリーとして使えると感じて、導入したのが写真に写っている電磁波防止用備長炭である。炭パワードットコム扱いで、1本300円、4本で1,000円、送料は500円だが、5,000円以上なら送料も代引き手数料も無料だ。
 この備長炭の効果が顕著なのは、デジタル系機器の電源ケーブルに載せた時で、ケーブルの横に置くよりも上に載せた方が良いようである。パソコンの電源ケーブルに使えば、焼いたCD−Rの音質も向上する。炭の電磁波防止性能の高さについては、ここに記載されている。
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