| 私の心の共鳴音 |
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| ▽ 2003/02/28 (金) △ セパレートSCSI CD-R その1 SCSIカード (鈴原透慈) | |||
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昨年8月末にSCSIケースを入手したので、セパレートSCSI CD-R を構築する予定だったが、花火CD-Rの注文がほとんど無いこともあって気乗りがせず、手付かずのままで、ずるずると時間が過ぎていった。
ところが、プレクスターから2年ぶりにSCSIのCD-RドライブであるPX−W4012TSが発売された。コイツは何とあの業務用ドライブPLEXMASTER02と同じパーツ(水晶発振子および一部のコンデンサ)を使用しているそうで、音質的な期待が非常に高い。俄然、ヤル気が出てきて、さっそくパソコンパーツ類の見直しにかかった。 高音質のCD-Rを作成するには、最新のパーツは不利でむしろ古いパーツの方がノイズ面などで有利である。現在のパソコンは、マザーボードがチップセットに440BX使用のASUS・P3B-F、CPUはPentiumIII・850MHzとロースペックだが、これがCD−Rの音質面に好適なのである。 SCSIカードには業界標準のAdaptec・AHA-2940AUを使っていたのだが、これは実は廉価版で、安定性に関してはAHA-2940(AIC-7870)や同U(AIC-7880)、俗に言う正方形チップを使用している旧モデルの方が上で、2月18日のCOLT−Tさんのディープ掲示板でのspcさんの書き込みによると、音質も良いらしい。 |
ヤフオクでAHA-2940を入手してみたところ、チップだけでなく、クロック発振子がAUとは異なっている。
2940の発振子は大き目のメタルケース形状で、4本足で基盤にしっかりと固定されている(これはUも同様)。これに対して、AUのクロック発振子はコストダウンのためだろう、やや小振りの平べったいコンデンサーのような形状で、基盤への取り付けは2本足のみ、しかも寝かせるように倒してあるので振動に対して非常に弱い構造になっている。このため、AUはジッターが生じやすく、安定性等に影響が出るのではないか? 古い製品の方が良いパーツを使っているという図式は、トランジスターのキャンタイプとモールドタイプを連想して悲しくなってしまう。 それはさておき、AHA-2940に恒例の銅箔テープ貼り。コンデンサーとICに貼ったあと、クロック発振子に鉛シートを貼ってみたが、これは後日紹介するCardDeluxeで良い結果を得られなかったので、現在は剥がしてある。何でもかんでもダンプすれば良いというものではないということだろう。 ヤワなパーツはダンプすれば振動の悪影響を低減できるが、元々しっかりとしたパーツにダンプ材を貼り付けると、かえってそれが新たな振動の原因になるのかもしれない。経験則だが、そんな気がする。 |
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| ▽ 2003/02/25 (火) △ VUK60 メカブリッジ ダンプ強化 (鈴原透慈) | |||
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昨年12月10日にTEAC・VRDS−25XSのバージョンアップメカのダンプを行って一応の成果を得たが、さかずさんが持ってこられたCDの音の良さに触発され、更にプレーヤーをワンステップアップしたくなったが、さて、どうするか。
VUK60とVUK70の違いは、ブリッジとターンテーブル部分の振動対策だ。後者のダンプは無理なので、前者のダンプを強化することにした。具体的には、鉛シートとブチルを2層足して3層重ねにしてダンプ材の厚みを増やす。また、前回は手前部分を一部切り落としたような形だったが、今回はネジ部分を穴開けにして接触面積の増加を図った。ついでに、空気共振の防止のために約2cm×10cmの長方形のフェルトシートを3箇所に追加した。全面貼りではなく、両端と中央の3箇所を1cmずつでの部分貼りである。 |
マリカミズキの「ソングフルーツ」で音出しをしてみると、なぜかピークが伸び切らない。ダンプ効果が削がれて振動によるロスが生じている感じだが、メカブリッジのダンプが原因とは思えない。鉛シートに貼ったフェルトシートだろう。最終的にはメカ部前方の狭い空間の共振防止を狙って貼った2箇所のフェルトシートを取り除いてOKとなった。鉛シートの面積に対してフェルトシートの接着面積が大き過ぎたのか、あるいはスピーカーで言えば、吸音材の入れ過ぎのような状態になっていたのかもしれない。
さて、実はこの対策を行ったのは10日前で、初日は良かったのだが、エージングによる浮き沈みがあって、音が安定するのを待っていた。結果的には透明感や細部が向上、大幅ではないが音の厚みも増えて、対策は成功であった。 |
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| ▽ 2003/02/13 (木) △ SACDマルチ初体験 (鈴原透慈) | |||
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先週始めの話になるが、某所でSACDマルチなるものを初体験した。マルチchではDVDビデオの5.1chが先行しており、近年のAV関係のイベントでは必ずと言っていいほど、大音量でデモンストレーションされている。素材としては映画がメインで、各chからどんな音を出すかは人工的に仕組まれており、オーディオマニアが求める自然な音や音場といった要素は最初から対象外という印象がある。DVDオーディオもあるが、モニターが無いと設定困難で影が薄い。
そういう理由で、SACDマルチも個人的にはぜんぜん興味が無かったのだが、今回のデモはSACDマルチ推進派として名高いレコーディングエンジニアの某氏が直接解説をされるということで、行ってみたのである。 会場である某メーカーの某スタジオに足を踏み入れた瞬間、目の前に設置されている5本のスピーカの空間内に小鳥がさえずる森が再現されていた。フランスで録音してこられた素材だそうだが、国内では高音不足と酷評されている某フルレンジスピーカ5本による5.0chマルチで、十分に自然さ(ナチュラルなワイドレンジ)が感じられた。 |
その後、教会での録音なども聞かせていただいたが、面白かったのは、5本のスピーカの円内よりも、その外に出て聞いた時で、まるで大型のドーム型3Dディスプレイを見ているような感じで、『マルチは円の中心がベストポイント、そこを外れるとダメ』
という常識が完璧に覆された。
もっとも、これはそういう信念を持たれて活動されている録音エンジニアの某氏がそう聞こえるように、いろいろと試行錯誤された結果であるから当然といえば当然なのだろうが、このクォリティのデモがイベントで再現されるならSACDマルチにも、普及の芽があるかもしれない。 某氏によると、2chではどうしても部屋の反射の影響を強く受けてしまうが、マルチでは収録した原音場の音を各ch(特にリア)から再生することで、部屋の反射の響きをマスキングするので、その再現が可能なのだとの事。これはつまり、部屋が狭くてもOKだということである。 マルチの大きな可能性に触れられたのは収穫だったが、普及の鍵はやはりソフト次第、そして、プレーヤーとアンプの置き場所の確保だろう。……拙宅ではムリである。 |
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| ▽ 2003/02/03 (月) △ さかずさん、来訪2 (鈴原透慈) | |||
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コーヒーブレイクは隣りの6畳和室で、遮光カーテンを閉めてミニシアターを開催。プレステ2をDVDプレーヤーとして『スパイダーマン』を、ゲーム画面は『ICO』を、あとTV放送(NHK教育)を少しご覧いただいた。ディスプレイは1990年製の三菱33C−CZ3、古いので画面が少し縦にブレるが、自作FE83×3発のマトリクススピーカーと2P65CSのボリュームボックスにアンプはHMA−9500MKII
と、音声面では豪華なラインナップである。
オーディオ、特に自作スピーカー路線を歩まれたきっかけは自分と同じく、オーディオ装置をそろえる際にメーカー製スピーカーを2本も買えなくて、自作するしかなかったということだ。スピーカー工作の御大、故長岡鉄男氏は、お金の無い学生の強い味方でもあったのである。 一息ついて、今度はAD。まずはシェフィールドの「ジェームス ニュートン ハワード&フレンズ」(LAB−23)、ロック・インストゥルメンタルズを聞いていただいた。拙宅では長岡式プレーヤーをインシュレーターを使わずにセッティングしているので、ADとCDで音に差が無いのだが、ADでそういう音が再生できるというのは、驚きだったようだ。 シェフィールドは有名レーベルだが、ではごく普通の、しかも音が悪いとされている日本のレーベルはどうか。 |
・82年プレスの日本コロムビア、ロックシンフォニー「紅い牙」(コミックスのイメージアルバム)。シェフィールドに負けず劣らずの、隠れた名盤。このシリーズはお奨めだ。
・75年プレスのワーナーパイオニア、小柳ルミ子こころの歌「緑の地平線」曲は時代を感じさせるが、音は極めてまとも。妙なイコライジング技術がまだ無かったからかな? ・86年プレスのアポロン、「組曲ドラゴンクエスト」140g重量盤。エンジニアが行方洋一氏で録音機材は凝っているが、オーケストラバージョンはあまりに音数が少なくて寂しい。むしろシンセサイザーバージョンの方が楽しめる。 いずれも、一般にイメージされているアナログレコードの音とは異なったクリアな再生音で、それも国内盤からこんな音が聴けることに、また驚かれたのではないかと思う。 最後は、花火2001の生録CD−R。ボリュームを11時まで上げて久々の大爆音、つくづく、本当によく録れたものだと思う。耐入力の大きいマイクQTC1の性能のおかげだ。 さかずさんは現在CDとメインアンプを直結で、アンプ側のレベルコントロールで音量調整をされている。まずはそこを改善するためにボリュームボックスかパッシブアッテネーターの自作を決意されたようである。きっと、さかずさんのD−58ESもそれを待っていることだろう。今後とも、よろしく。 |
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| ▽ 2003/02/02 (日) △ さかずさん、来訪 (鈴原透慈) | |||
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今日は、拙宅にお客様がおみえになった。同じ市内在住のさかずさんである。きっかけは、さかずさんからフラワーベースの入手場所についてご質問のメールをいただいたことに始まる。メールの文中で、さかずさんもスピーカにFE208ESとT−500Aをお使いということがわかって、『異なる環境で音がどう違うのか?』
に興味津々となり、当方からお邪魔したい旨をお伝えしたのだが、2階にあるリスニングルームを改造して(何とご自身での作業である。さかずさんのHPを参照されたし!)、まだ音が落ち着いていないとのこと、そこでまずは拙宅においで願った次第。
拙宅は筑25年以上の公団住宅で、電源事情について言えば、屋内配線はそれだけの年月が経っているし、ブレーカーの容量も30Aしかない。リスニングルームはベランダに面した約9畳のごく普通の部屋だ。ただし、1階なのでコンクリートの床が丈夫なのが救い(冬はとっても寒いけど)。 部屋の改造に踏み切られたさかずさんの気持ちは、同じオーディオファイルとして、よくわかる。部屋は最大にして最後のオーディオパーツと言えるかもしれない。 |
さかずさん、ご到着。まずは先日入手したばかりのFINEQレーベルのCD−Rから何曲か聞いていただいてから、さかずさんが持参されたCDを聴かせていただいた。
素晴らしい高音質ソフトの数々に、当方のソフトへのこだわりの甘さを痛感させられた。自分の場合、装置(ハード)は長岡系だが、ソフトは気に入ったアニメやゲームのサントラを楽しむといったところが主流で、録音がA級のソフトはチェック用としてしか使わないため、わずかしか持っていないのである(反省)。 PROPRIUSやMAレコーディングといった、録音に定評のあるレーベルはもちろん素晴らしかったが、鹿児島・奄美の島唄専門レーベルJABARAの笠利(カサン)系ユニット、マリカミズキの「ソングフルーツ」には驚いた。フランスの民族音楽専門レーベルOCORAに比肩する生々しさ、張り上げる声のエネルギーが余さず収録されている。そのためか録音された部屋が狭いような気がしてしまう。でも、日本でもいい録音が可能だとわかったのは、大きな収穫だった。 さて、この後は一息休憩(明日に続く)。 |
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