[岩男潤子の子供たち] | [95年の子供たち(ビジュアル版)] | ![]() |
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[95年の子供たち(テキスト版)] |
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岩男潤子さんがはじめて声優に挑んだNHK「モンタナ・ジョーンズ」(94/04/02〜95/04/08)のイメージソング、なのだが。 この手のイメージソングが、番組のイメージに合っていることはほとんどない。(番組終了間際の発売でイメージソングもないだろうに) 実質的にはファースト・アルバム「はじめまして」のプロモーションである。 声が現在の潤子さんの歌と全然違う事に驚いてしまう。 レコード会社は潤子さんを一昔前の清純派アイドルとして売り出そうとしてた? |
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価格は税抜きです。 CDジャケット写真は(株)ポニーキャニオン殿の掲載許可が保留の状態ですが、自費で購入した商品紹介の情報提供として必要と判断し独断で掲載しています。転載・複製等は固くお断りします。 |
01:シャッターチャンスの連続 | 02:恋がひとつ消えてしまったの | 03:シャッターチャンスの連続(オリジナルカラオケ) | 04:恋がひとつ消えてしまったの(オリジナルカラオケ) |
▲ 01 ▽ |
シャッターチャンスの連続 | 詩:Sora | 曲:山本はるきち | 編:山本はるきち | 歌:岩男潤子 |
![]() 効果音のカメラのシャッター音が(発想が)チープである。 タイトルそのまんまで安直すぎて、単なる消費財としてしか、この歌を作ろうとしていないように思える。 潤子さんの顔が見えない。潤子さんがこの歌を歌う意味は?プロデューサーの須賀正人氏(ポニーキャニオン)の責任は重大である。 この路線で進んでいたら、潤子さんは擦り減っていただろう。幸い、氏のプロデュースは「おさかなペンギン」で終わったようだが。 |
△ 03 ▽ |
シャッターチャンスの連続 | オリジナルカラオケ | 曲:山本はるきち | 編:山本はるきち | |
![]() 典型的なローコストシステム(ミニコンポ、ヘッドホンステレオ)用の録音。 ハイエンドは10kHz止まり(というより10kHzまでをブーストしているのか)、低域は量感を稼ぐために50Hzを持ち上げ過ぎである。スペアナを見るとわかるが、500Hz以上のレベルに対して10dBもの差がある。 こういう録音をされると音は非常に薄っぺらなものになる。本格的なシステムでは聴けたものではない。小音量か低域不足のシステムならいいかもしれないが。 |
△ ** ▽ |
シャッターチャンスの連続 | 詩:Sora | 曲:山本はるきち | 編:山本はるきち | 歌:岩男潤子 |
![]() 赤線が歌入り、黄線がカラオケ。 歌入りのf特を見ると300Hzにピークをつくって、200Hzとは10dBちかい差になっている。実に不自然なf特だ。 歌詞の中に「困ってみて」というフレーズがあるが、潤子さんも出来たCDを聴いて困ったんじゃないだろうか。 「これは私の声じゃない」って。別々に録音した低音声と高音声をだぶらせても、ハーモニーにはならないということすらわからないスタッフじゃあね。 |
△ 02 ▽ |
恋がひとつ消えてしまったの | 詩:乱馬的歌劇団文芸部 | 曲:山本はるきち | 編:山本はるきち | 歌:岩男潤子 |
![]() 「シャッターチャンスの連続」よりはマシ。あれ、でも潤子さんて「らんま1/2」に出てたっけ? やっぱり、「メリッサ」のときと違うなぁ、潤子さん。自分で歌を表現しているんじゃなくて、周囲に動かされて歌っているような気がする。何かわからないけど「やりたいこと」ができなかったのかな、考えすぎかな。 それにしても、録音がもう少しよければなぁ…ラジカセとかミニコンポとかヘッドホンステレオならいいんだろうけど。 |
△ 04 ▽ |
恋がひとつ消えてしまったの | オリジナルカラオケ | 曲:山本はるきち | 編:山本はるきち | |
![]() 「シャッターチャンスの連続」よりはマシ。って、これは上にも書いたか。 作曲者の山本はるきちさんは久川 綾さんのアルバムによく曲を提供されてるそうで、(情報提供ひゅぎぃさん、ありがとう)残念ながら僕は持っていないのだが、曲自体は両曲とも結構いいですね。 だから、録音がねぇ… |
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恋がひとつ消えてしまったの | 詩:乱馬的歌劇団文芸部 | 曲:山本はるきち | 編:山本はるきち | 歌:岩男潤子 |
![]() 赤線が歌入り、黄線がカラオケ。 やはりボーカルは200〜400Hzが持ち上がっているが、「シャッターチャンスの連続」よりはマシ(って、コレばっかり) このCDシングルを発売当時に買っていたら、僕は絶対にファーストアルバム以降を買っていなかっただろう。普通のいわゆるアイドル風で、僕の心に響かない… 潤子さんの魅力が十分に発揮されていないのが、残念だ。 |
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さすがの潤子さんも、この頃はまだ歌と一体化する術が身についていなかったのかなという感じがする。歌に何をこめるかが見えなくて、歌詞の情景を外側から歌うのが精一杯だったのかもしれない。 偉そうなことを書いていると思われる方もいらっしゃるだろうが、セカンド・アルバム「Entrance」を先に聞いてしまったためだ。それほど「Entrance」は素晴らしいのだ。暴言多謝。 |
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