タイトル | : ひと月では芽は出ませんね。 |
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投稿日 | : 2012/12/01(Sat) 07:30 |
投稿者 | : ミミガー |
ひっそりとした川辺に、釣り糸を垂らして待っているわけではないのですが(笑)、
自分の蒔いた種に芽が出てきて、果実がなるのを待つ心境というのは、やはりありますw
折角ですので、補足いたします。
>まだ未解明の問題(多分、致命的な)が多く潜んでいると思っているので、
これに関してですが、「未解明」というほど大層なものではないと思っています。
既存の電子回路やEMCやESDの知識で、解ける問題だと考えています。他にもあるかもですが。
私は「電源とGND(ground)が別々な機器同士が、電線で繋がっている」という事自体が、
既に問題なんだと思います。一方のGND変動が他に伝わるのには一瞬にしろ時間が掛かりますし、
別々に機器が動作しているという事は、各々が変動していて互いに揺らし合うという事です。
相手が最終的な出音を決める上での肝心要のDACですから、影響が甚大なんです。
GNDが繋がらないようにした所で、どうせ浮遊容量で繋がります。小手先で回避は不可能です。
GNDが揺らぐと何故いけないのかは、「グラウンドバウンス」辺りでGoogle先生と格闘して下さいw
電子回路上の全ての動作の基準がGNDなのですから、何よりも大事です。
じゃあ、GNDが揺れないようにするには、どうすればよいのか?という事ですが、これはもう
適切なアースしかないわけです。GNDインピーダンスをとにかく低くしてあげる必要があります。
伝導ノイズはオームの法則に従うので、インピーダンスが低くなれば、ノイズの悪さも僅少になります。
EMC性能が高まると、放射(輻射)ノイズも出にくくなります。ノイズの影響は相対的なものです。
それなのに、巷では「PCはノイズの塊」という固定観念が支配的なのが現状です。
「PCは、何をやってもノイズが噴水のように湧き出るモノ」だという誤解を多大に広めてしまった
片岡教授に対しては、大変無礼で不遜ながら、私は好感も敬意も持っておりません。
教授推奨のSilentMaster等の筐体にしても、GNDという観点からは全くダメな代物ですし。
筐体とM/Bが絶縁されてますから、何をやってもM/BのGNDは弱いまんまです。
お使いの方はスペーサーを金属製にすると、かなりマシになるかと思います。
プリンタの画像印刷結果が変わったりとか、ルーターやハブの対策で通信速度が向上したりとかも、
全部ノイズや静電気とGNDの問題です。巷ではオカルト扱いされてますけど(笑)
細かい理屈は抜きにして、原理自体はとても単純なので、そのうち理解も広まるかな〜?と。
とにかく、「アース(GND)を制する者は電気を制する」は全くの真実でございましたという事です。
地球上のどこに行っても方位磁石は動くように、地球上では地球の影響からは逃れられないので、
その一番大きなモノを基準にするのがベストなんですね。ありがとう、地球さん(笑)