タイトル | : Re: 自然界の音には本当にプリエコーは存在しないのか? |
記事No | : 173 [関連記事] |
投稿日 | : 2010/03/06(Sat) 10:00 |
投稿者 | : 鈴原透慈 |
ROM専さん、お久しぶりです。
> 2009/05/31 (日) △ デジタル処理について その4 に
> > 本来の入力タイミングでの出力が始まる前に、余計な出力が存在するというのがプリエコーであり、これは自然界の音には決して存在しない。
>
> とありますが、果たしてそうでしょうか?
> 最近、沖縄 チリと地震がありましたが、面白いことに気付きました。
> 地震の襲来には、P波 S波がありますが P波はプリエコーとはいえないでしょうか?
>
> 地震も音波も同じ振動です。
> 音波にも同じ現象があってもおかしくないと思いますけど・・・
>
プリエコーは、原因と結果の関係で考えていただくと分かり易いと
思うのですが、要は原因となる音が発生するよりも前に、その音の
残響成分が存在している状態です。
音が発生した後に、その残響成分(ポストエコー)が存在することは、
自然界ではごく普通の現象です。しかし、その反対は物理的に有り
得ません。
地震のP波にしても、時間軸的に例えば午前10時に震源で振動が
発生したとして、その数十分後なり数時間後なりに到達するわけで、
決して9時台にP波が発生しているわけではありませんから、これは
プリエコーではないわけです。
以上、ご参考になりましたら幸いです。今後とも「音生命!」をよろしく
お願い致します。