タイトル | : Re: アップサンプリングについて |
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投稿日 | : 2009/07/09(Thu) 02:08 |
投稿者 | : 鈴原透慈 |
VC様、初めまして。「音生命!」の鈴原透慈です。
> デジタル処理についてを読ませて頂きました。
> デジタル処理について鈴原様はパソコンでアップサンプリングと言うのをやった事はございますでしょうか?
> http://sak2-2.tok2.com/home/choi/
> こちらのようなソフトで出来ます。
>
PCでの変換処理はダウンコンバートしかやったことがありません。
> 色々試されてる方も居られますが、情報量が増えた、低音が出るようになった等・・・。
> しかし逆に元が16BIT44.1KHzなんだからいくらアップサンプリングしようが変わらない情報量が増えるはずもないとおっしゃってる方も居られます。
>
> 波形を何度か見せて頂いた事がありまして、確かに波形を見る限り24BIT176.4KHzは限りなくオリジナルに近い柔らかなものとなっております。
>
> しかし・・・これは本当に人間が感知出来るもの?と最近疑問もあります。
> 私もアップサンプリングはかなり試して見ましたがブラインドテストでは当てる事は困難でして、普通にCDをかけても音は十分きれいです。
>
> でもやはり出来るだけ音楽をより良い音で聞きたいと思うと、アップサンプリングはどうなのかと。
>
> 鈴原様はどのようなご意見をお持ちでしょうか?
> 理論的には、パソコンでのFUSEを使ったようなアップサンプリングは機械にとって効果はあるように思いますが、人間が感知出来るかどうか、無駄か無駄でないか・・・はまだはっきりしておりません。
> 効果がわからないばかりか変換で音を劣化、またディザでノイズを追加してるわけですから、意味がない事をしてるのかも知れません・・・。
>
> 何かご意見を聞かせて下さい、宜しくお願い致します。
>
まずアップサンプリング(実際にはアップコンバートと呼ぶべき?)されたデータは
どのような環境で聴かれているのでしょうか。
PCで聴かれているのか、DVD-Audioにして対応プレーヤーで再生されているのか。
個人的にはPCでのアップコンバートに腐心するよりは、プレーヤーを含めた
オーディオシステム全体を改善していくことの方に興味があります。
VCさんの場合、アップコンバートして違いが分かりづらいのであれば、
あえてそれにこだわられる必要は無いのではないでしょうか。
データ段階で上手くアップコンバートできたとしても、DA変換後のアナログ
段も重要ですから、要はリスナーがそれに満足できるか否かだろうと思います。
基準が欲しければ、ご自身で生録された音源を用意するというのが迷わない
近道かもしれません。
今後とも、「音生命!」をよろしくお願い致します。