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タイトル更新されないのは?
記事No: 195 [関連記事]
投稿日: 2012/04/22(Sun) 20:06
投稿者masimo

鈴原様
はじめまして。
いつもこのホームページを楽しみに
また参考にするために拝見している者です。
かなり長い間、更新されていませんし、58ESの進行状況の
更新もされていませんが、どうされたのでしょうか。
ご病気、海外への出張などと勝手に想像し
心配もしています。
このメールに返信頂ける状況でしたら、
何卒、HPのほうに近況報告などを
知らせて頂きたく投稿いたしました。

よろしくお願いいたします。


タイトルRe: 更新されないのは?
記事No: 197 [関連記事]
投稿日: 2012/11/04(Sun) 07:23
投稿者ミミガー

割り込みで失礼します。
鈴原様が長い間、更新もされず、問いかけにも応じないという状態は、
老子の『知る者は言わず、言う者は知らず』という境域に入られたのかと拝察しております(笑)

ごく少数の、頂上付近まで達した人でないと、見えてこない世界というものはあります。
オーディオ業界のデタラメさ、無知蒙昧な大多数の人間に対する絶望にも似た諦め…。
何を書いてもオカルトだ何だと脊髄反射され、音楽再生手段にも優劣というものがあるのに、
「他人の再生手段を貶すな」と現実を見ようとしない偽善めいた声ばかりです。
そりゃ虚しくもなりますし、波風立てずに最高の音世界で遊んでるほうがずっといいわけです。
ガリレオも『人を教えることはできない、ただ自悟させる手助けをするにすぎない。』という
大名言を遺しております。自身で体験しなきゃ何も解らないし、信用してもいけないのです。

私もPCオーディオという違う分野でですが、音生命!さんの理想とされる域には、達せていると
思っています。理想の音の考え方がとても近いので、大いに参考にさせて頂きました。

本サイトで最も同意でき、全くその通り!だと確信している箇所は、↓こちらです。
http://matock.com/audio/06_02.htm
>頂点を極めようとするマニアなら、「トランスポート+DAC+クロックジェネレーター」が常識の昨今にあって、
>自分の場合は旧態依然の一体機を使っている。トランスポート+DACという構成は、両者を結ぶ
>デジタルケーブルを変えると音が変わることで明らかなように、まだ未解明の問題(多分、致命的な)が
>多く潜んでいると思っているので、今のところ欲しいとは思わない。
>素性の優れた一体機を入手して、その弱点を解消していくというのが、現在の自分のスタンスだ。

まあ、ジッターだ何だをここで論じたいわけではないですが、デジタルは全然ダメなんです(笑)
私もPC一台でDA変換まで完結させるのがベストだという意見というか、現実が眼前にあります。
勿論、専用アースや、ノイズ対策も制震も徹底的にやった上での話です。ハードルは高いです。
オーディオは上流から下流まで下る一方なのですから、上流(DA変換まで)こそが最重要で、
その上流機器に自ら手を入れて、好き放題弄り倒せるのが、PCオーディオの最大の魅力です。
PCからでも、生命感溢れる、もう「生じゃん」としか言いようがない音が実際に出せます。

まあ、これをご覧の皆様も固定観念というものをとにかく捨てて、色々やってみて下さい。


タイトルひと月では芽は出ませんね。
記事No: 198 [関連記事]
投稿日: 2012/12/01(Sat) 07:30
投稿者ミミガー

ひっそりとした川辺に、釣り糸を垂らして待っているわけではないのですが(笑)、
自分の蒔いた種に芽が出てきて、果実がなるのを待つ心境というのは、やはりありますw

折角ですので、補足いたします。

>まだ未解明の問題(多分、致命的な)が多く潜んでいると思っているので、

これに関してですが、「未解明」というほど大層なものではないと思っています。
既存の電子回路やEMCやESDの知識で、解ける問題だと考えています。他にもあるかもですが。
私は「電源とGND(ground)が別々な機器同士が、電線で繋がっている」という事自体が、
既に問題なんだと思います。一方のGND変動が他に伝わるのには一瞬にしろ時間が掛かりますし、
別々に機器が動作しているという事は、各々が変動していて互いに揺らし合うという事です。
相手が最終的な出音を決める上での肝心要のDACですから、影響が甚大なんです。
GNDが繋がらないようにした所で、どうせ浮遊容量で繋がります。小手先で回避は不可能です。
GNDが揺らぐと何故いけないのかは、「グラウンドバウンス」辺りでGoogle先生と格闘して下さいw
電子回路上の全ての動作の基準がGNDなのですから、何よりも大事です。

じゃあ、GNDが揺れないようにするには、どうすればよいのか?という事ですが、これはもう
適切なアースしかないわけです。GNDインピーダンスをとにかく低くしてあげる必要があります。
伝導ノイズはオームの法則に従うので、インピーダンスが低くなれば、ノイズの悪さも僅少になります。
EMC性能が高まると、放射(輻射)ノイズも出にくくなります。ノイズの影響は相対的なものです。
それなのに、巷では「PCはノイズの塊」という固定観念が支配的なのが現状です。
「PCは、何をやってもノイズが噴水のように湧き出るモノ」だという誤解を多大に広めてしまった
片岡教授に対しては、大変無礼で不遜ながら、私は好感も敬意も持っておりません。
教授推奨のSilentMaster等の筐体にしても、GNDという観点からは全くダメな代物ですし。
筐体とM/Bが絶縁されてますから、何をやってもM/BのGNDは弱いまんまです。
お使いの方はスペーサーを金属製にすると、かなりマシになるかと思います。

プリンタの画像印刷結果が変わったりとか、ルーターやハブの対策で通信速度が向上したりとかも、
全部ノイズや静電気とGNDの問題です。巷ではオカルト扱いされてますけど(笑)
細かい理屈は抜きにして、原理自体はとても単純なので、そのうち理解も広まるかな〜?と。

とにかく、「アース(GND)を制する者は電気を制する」は全くの真実でございましたという事です。
地球上のどこに行っても方位磁石は動くように、地球上では地球の影響からは逃れられないので、
その一番大きなモノを基準にするのがベストなんですね。ありがとう、地球さん(笑)


タイトル続きいってみましょー
記事No: 199 [関連記事]
投稿日: 2013/03/30(Sat) 03:06
投稿者ミミガー
URLhttp://mimiger.blog.eonet.jp/mimiger/

「トランスポート&外部DAC」という形態のどこが問題か?について続きです。

要は、トラポ側とDAC側のGND間に電位差が発生する事が問題です。
基準電位たるGNDなのに、電位差があったら、正しく信号伝送など出来ません。
USBのオーディオIFで、「プチプチノイズ」現象が散見されるのもこれが原因かも…?
相手側のDACのクロックを直に揺らしまくるという問題もあります。

電位差があれば即、高から低へ電流が流れるのは中学生でも解ります。
で、この電気が伝わって同電位になるのに要する時間なのですが、
目安として、なんと「20cm進むのに、1ナノ秒"も"掛かる」のです。
(参考 http://www.miyazaki-gijutsu.com/series2/noise061.html)
1ナノ秒という時間がどれほど大きいかは、デジタルに詳しい方にはお解りかと思います。
トラポとDACを繋ぐケーブルが20cmあれば、両者が同電位になるのに1ナノ秒かかる
という事です。ケーブルが40cmならその倍、80cmなら更にその倍かかります。
さてここで、20cmという長さに見覚えのある方も多いかと思います。
某プロケーブルさんの「USBやFirewireはこの長さじゃなきゃダメ!」というアレです(笑)
USBやFirewireケーブルは短ければ短いほど良い、というのは実は全く正しいのです。
両者ともパケット伝送で、GND間の電位差にはめっぽう弱い規格なんでしょうね。
電位差がある事で発生する情報欠落が如何程なのかは不明ですが、
短ければ短いほど情報欠落が少ないのは本当のようです。

同軸やアナログのケーブルの長さは「長くても問題無い」というのは、
USBやFirewireに比して、長さに強いという事で、詳しい事は知りません(笑)
GND間を結ぶケーブルなんて、ウチには対アンプ間と対モニタ間しか無いので…。
LANケーブルでDACと繋がるケースはもっと複雑で、高周波だけが繋がります。
アイソレーターによる音質向上!とよく言われますけど、元々オーディオ向きじゃない規格を
無理矢理使ってる中で、苦し紛れに「本来の伝送」に近づけてるだけなんですね。
「良くなってる」んじゃなくて、邪魔なものがなくなってスッキリさせてるだけです。
まあ、「音質向上」には違いありませんけど、元がそれほどボロいって事を重く受け止めないと。

決してネガティブキャンペーンじゃなくて、厳然たる事実なので書いているだけです。
閑散とした貴重なスペースに感謝です(笑)