←目次へ戻る
音生命 (おといのち) ♪Let's make Rebirther
<2007/11/28> ←前へ 次へ→
特別編4 FE208ES-R用BH D-58ESRの検討3(2007/11)
スピーカー D-58ESR(検討案3) 動画 透視動画 寸法図 板取図 板材カット約¥66,000/本(税込、米屋材木店
D-58ESR(検討案3)
板取図も出来て、さて業者にカットを発注しようというその直前に組立図をよくよく見てみれば、あれ? 幅360mmの内側の側板34と残りの側板35の配置がオリジナルのD-58ESとは逆になっている。つまり、故長岡鉄男先生の設計では幅360mmの側板が後ろ側なのだが、FOSTEX設計のD-58ESAではそれが前側に来ているのである。
FOSTEX版だと側板の繋ぎ目が奥になるので見た目は良いが、しかしユニットからエンクロージャーに伝わる不要振動を早めに遮断するためには、幅の短い側板を前側に使う長岡先生の設計の方が合理的なはずだ。ちなみに不要振動の遮断という観点からすると、外側の側板33はFOSTEX版の1枚よりも、内側と同じく2枚で構成する長岡先生の方が良いということになる。そこで、板33を360mmと208mmに分割して、内外側板の配置をオリジナルD-58ESと同じにした。これにて、D-58ESRの検討は完了とする。
……と思っていたのだが、最後の最後で前面飾り段21〜25の寸法を見直して、開口度をほんの少しだけ大きくした。前頁の検討案2ではホーンの曲面を模して少し膨らんだ形にしていたが、気柱共鳴を少しでも防ぐ狙いで、直線に近い感じにした。
D-58ESR 前面飾り段 寸法1 D-58ESR 前面飾り段 寸法2
番号 寸法(W×H) 番号 寸法(W×H) 番号 寸法(W×H) 番号 寸法(W×H)
360×300 11 360×333 21-1 360×110 31 200×40
360×150 12 360×547 21-2 360×30 32 810×40
360×512 13 360×1012 1 22 360×125 33-1 360×1030
360×511 14 110×1030 23 360×105 33-2 208×1030
360×493 15 140×920 24 360×80 34 360×1030
360×321 16 120×100 25 360×50 35 208×1030
360×570 17 360×140 26 432×150 N1 65×95
360×277 18 360×70 27 265×150 N2 85×95
360×363 19 360×30 28 398×60 N3 150×40
10 360×217 20 360×95 29 345×40 N4 180×60
30 217×40 Sn 音道間隔保持材 14

D-58ESR 板取図1(2枚)
D-58ESR 板取図2(2枚)
D-58ESR 板取図3(2枚)
D-58ESR 板取図4(1枚)
←目次へ戻る  特別編4 FE208ES-R用BH D-58ESRの検討3(2007/11) ←前へ 次へ→