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音生命 (おといのち) ♪Let's make Rebirther
<2002/01/08> ←前へ 次へ→
3.エネルギーはあるがままに〜セッティング〜 2)ラックの製作
ラック板材(天・底・棚) ラック板材(側板) シナ合板11層
シナ合板7層
自作ラックの材料のサブロクシナ合板は、東急ハンズで¥11,000/枚。3箱作るので、45cm×60cmは8枚必要。側板も含めてサブロク2枚余を購入、カット代込みで¥27,200だった。今回、江坂店で入手した21mm厚シナ合板は積層が11枚と多く(左写真上)、叩いてみると従来の7枚積層(同下)に較べてより響きが少ない感じで、神戸から大阪まで足を運んだ甲斐があった。
ラック板材(天・底・棚) ラック板材(側板) シナ合板の違い
(1)ラックの組立てについて
雑巾でふく
板材は、まず濡れ雑巾で木屑などをきれいにふき取っておく。最初は側板を組み立てて、それに棚板を接着して箱を作っていく。側板は同サイズの板を2枚貼り合わせる。釘を使っても構わないのだが、今回は見た目重視で、クランプで固定する。合板は年数が経つと乾燥するので、釘打ちした場合はパテ埋めをしておいても、その部分だけが盛り上がって目立ってしまうことがあるからだ。
ただし、クランプで固定する場合は、板がボンドで徐々に滑ってずれてくることがあるので、それを防ぐためにダボを使って、板が動かないように固定する。つまり、プラモデルと同じようにするわけだ。
(2)側板の製作
木ダボと坪錐
(1)木ダボと坪錐
ホームセンターなどで売っている直径6mm×長さ25mmの木ダボと、下穴を空ける為の直径6mmの坪錐を用意する。
ダボ埋込みは側板1枚につき、2箇所で十分である。
木ダボの準備
(3)木ダボの準備
ダボを半分に切るには、大き目のペンチを使うと早くて楽だ。楕円になってしまった断面はペンチで矯正して、あとはハンマーで断面を叩いて平らにすれば半分サイズのダボの出来上がり。
坪錐の準備
(2)坪錐の準備
ダボは半分に切って使う。これで下穴は約6〜7mm、つまり板厚の3分の1以下で済む。
坪錐の先端から6mmの所に目印となるようにテープを巻いておく。
下穴作成1
(4)下穴作成
穴の位置(今回は両端から7cm)を決めたら、側板に下穴を空ける。
まず、穴の中心から3mmのところに印を付けておく。
 
ア)下穴作成2   イ)下穴作成3   ウ)下穴作成4
ア)
坪錐の先端は半円なので、90度ずつずらしながら、円になるように錐の先端を押し付ける。
イ)
押し付けた跡を目安に坪錐で下穴を空ける。木屑は掃除機で吸い取る。
ウ)
ダボをはめ込んで確認。
タイトボンド
(5)タイトボンド(¥810)
アメリカ、フランクリン社のタイトボンド。粘度の低いボンドで、乾燥が速く、硬化後の強度が大きい優れ物。東急ハンズで入手した。ギターなどの楽器工作用としても使われているようだ。
側板貼り付け
(6)側板貼り付け
側板にボンドを塗る。これは片面だけで良い。写真では分かりにくいが丸の位置にダボ穴がある。このあと、ゴムベラ等でボンドを伸ばしてダボをはめて、もう1枚の側板を貼り付ける。
側板の固定
(7)側板の固定
貼り付けた側板はC型クランプ(¥280/個)を使って固定する。ダボを使ってはいるが、下手をすると1mm程度のずれは生じてしまうので、一度に締め付けないで、少しずつバランスを取りながら固定していく。最初に4隅を固定しておいて、それから中央部分を締めていくと良いと思う。ちなみに、クランプの当て具に使っているのは、トールペイント用のパインの円形材で¥320(4個組)だった。
はみ出してくるタイトボンドは、こまめに濡れ雑巾で拭き取ること。4〜5時間もすれば、固まるはずだ。
(3)棚板の接着
電動ドライバードリルと釘
(1)電動ドライバードリルと釘
棚板の接着には釘を使った。電動ドライバードリルで下穴を空けておくと作業が楽だ。強度重視でステンレスのスクリュー釘45mmを使用。なお、丸釘の方が板はずれ難い。
コーナークランプ
(3)コーナークランプ(2個¥1,440)
側板の作成時にずれが無ければ、自動的に棚板とは直角に接着できるはずだが、今回は念のためコーナークランプを使ってみた。写真はABS樹脂製で板に傷がつかない。
棚板接着2
(5)棚板接着2
片側の作業が終わったら、反対側も同様にしてボンドで接着・コーナークランプで固定・釘打ちを行なう。
最初に接着した側が支えになるので、割と楽に作業は進められる。
ハンマーと釘締め
(2)ハンマーと釘締め
ハンマーと書くと大袈裟だが、要はただの金槌。平面と凸面があるが、最初は平面で釘を打って、最後に凸面で打つと、板に跡が付きにくい。
今回は、釘締めで更に釘を打ち込む。
棚板接着1
(4)棚板接着1
ボンドを塗って、側板と棚板を接着する。はみ出たボンドを拭き取って数分待ってから、コーナークランプで固定して外側4箇所、内側3箇所の計7箇所に釘を打つ。
ちょっと休憩
(6)ちょっと休憩
今回のラックは完成したら、後ろの現用ラックと交換する予定。前頁でも説明したが、4本支柱タイプなので横や前後、ねじれる方向の力に対して箱タイプより相対的に弱いのである。
(4)天・底板の接着
天・底板の接着
釘打でも良いのだが、ここも見た目を重視してクランプと重しで固定した。クランプで板の端を挿んで固定して、中央部分に重しを載せる。今回は手持ちの鉛を総動員して90Kg以上載せたが、それぐらいの耐荷重はあるわけだ。
ちなみに、この重しは最低でも50Kgは載せた方が良いと思う。もし20Kg程度しかない場合は、釘打の方がベターかもしれない。これもボンドが少しずつはみだしてくるので、こまめに拭き取る。
(5)ラックの表面仕上げ−完成−
ラックの完成
元の材料がただの合板なので、当然表面はザラザラしている。このまま使うことも出来るが、もう一丁踏ん張って、きれいに表面仕上げをしてやろう。
ニスで美しくクリア塗装するのもいいが、さすがに面倒なのでサンドペーパーで磨くだけにした。木口は180番、他は240番からペーパーがけして、320番を経て最後は400番で仕上げた。見た目はパッとしないが、触ると高級家具並みにツルツルスベスベとして、そのギャップが面白い。これにて完成だ。
旧ラックの余生-物置-
旧ラックの余生-物置-
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