電気部材 |
ポイント |
屋内配線 |
すべての屋内配線にはVVR(ツイスト線 => ループ面積が減少)を使用する。 |
各種の配線は、すべて別々のCD管を通し、それぞれの距離を50cm以上開ける。 |
天井裏での交差も立体とし、接触させないようにする。 |
壁コンセント・スイッチ取付枠 |
非金属のプラスチック枠を使う。金属は非磁性体のアルミでも強い電磁ノイズを出す。 |
枠を壁内のボックスに固定するネジはステンレス製が良い(普通は鉄製)。 |
枠に被せるプレート |
非金属のプラッスチック。ネジも非金属。 |
コンセント・スイッチ類 |
尖頭電流で振動するので、J1の制振プレートで振動を止める。 |
コンセントは鰐口ではなく、ネジ止め式が最良。配線はツイストする。 |
LAN、TVアンテナ、電話線、電源線を、隣接した壁コンセントにしない。 |
ブレーカと分電盤 |
薄型のカセット式ブレーカが流行りだが、使わない。箱型のブレーカを使う。 |
各ブレーカの距離は10cm程度離す。配線はツイストする。 |
親ブレーカからの子ブレーカの配線は、互いに近接させないようにする。 |
親ブレーカの電磁ノイズが大きいため、子ブレーカから最低50cm程度離す。 |
金属板ではなく、高硬度の制振プラスティックに取り付ける。 |
親ブレーカへと各子ブレーカへの配線は一緒にせず、間隔をあける。 |
親ブレーカへの線径の太い線のツイストを緩めてはいけない。 |
親ブレーカから子ブレーカ、子ブレーカからコンセントまでの配線は、2スケア単線で十分。
それで電流が不足する時は200V給電とする。子ブレーカとコンセント間で導線の接続は厳禁。 |
配線とアース |
分電盤から天井裏を経由して壁コンセントまでの配線は、通常の金属ではなくプラスティック製の
固定具を使い、建物の補強金具から離す。 |
各電源配線は、アンテナ線や電話線と離すだけでなく、互いに50cm程度離す。 |
天井裏の電源配線と信号線が交差する場合、立体交差とし、接触を避ける。
特に、エアコン、蛍光灯、換気扇の近傍は、電磁界強度が高いので、配線を近づけない。 |
配線の接続延長は通常しないが、する場合は鰐口式の接続器具は使わず、リングスリーブを使う。 |
部屋のコンセントへの配線は、壁の中を一周している場合があるが、非常に悪い結果になる。 |
日本の市街地では、電磁ノイズでアース電位が変動しているため、アースが必須の機器以外、
アースを取る必要はない。 |
アース線は、3線式のVVRを使い、単独のアース線が接地のため、電源配線から離れる距離を
最短にする。アース線と電源線との間は、ループ面積と同等。 |